寝ている間に最適な温度を見つけるのに苦労していませんか?暑くて汗だくで目覚める人もいれば、逆に手足が凍えてしまいそうな人もいるでしょう。
今回は、ビクトリア州ジーロング在住の自然療法士ジェイド・ウィリアムズさんをお招きして、寝室の温度が睡眠にどのように影響するかを教えていただきました。
睡眠時には、暖かくて快適なベッドルームで過ごしたいものですが、これが必ずしも睡眠の質を高めるとは限りません。研究によると、完璧な睡眠のためには最適な室温が存在するそうです。
これは、私たちの概日リズムと、身体の「バッテリーパック」である副腎が、コルチゾールとメラトニン(睡眠ホルモン)の放出を1日のうちの特定の時間に制御し、昼と夜に相関しているためです。
光を浴びることや運動をすることと同様に、副腎は温度に依存して正常に機能しています。夜になると、体は睡眠の治療波動に入るために体を冷やす必要があります。
オーバーヒートしている暇はない
暖房が一晩中ついていて、毛布を重ねて被っていたとします。その場合、体はこの体内温度調節に苦労し、結果としてコルチゾール(覚醒ホルモン)が必要以上に早く分泌され、最終的に急速眼球運動(REM)やデルタ波睡眠の時間が短くなります。これらの睡眠パターンは、健康にとって非常に重要です。
私がよく使う例えでは、休息とは1日の終わりにモップとバケツを使って掃除や修理をするようなものです。この回復力のある睡眠に入らないと、健康全般に影響を及ぼします。
これらの研究によると、最適な寝室の温度は16~19℃
そのためには、暖房の温度をこの範囲に下げたり、パジャマの重ね着を減らしたり、毛布を増やさないようにするなどの工夫が必要です。
その逆も然りで、もし寒くて目が覚めたら、それに合わせて重ね着したり、外部環境を調整したりしましょう。
著者について
ジェイドは自然療法士の資格を持ち、妊娠、PCOS、子宮内膜症を中心に女性の健康に情熱を注いでいます。インスタグラムでは@jw_naturopath、https://www.jadewnaturopath.com/をご覧ください。