アレルギーやインフルエンザ、風邪などで鼻が詰まると、不快な気分になり、夜も眠れなくなります。
鼻が詰まった状態で眠ろうとすると、ある問題が起こります。呼吸が困難になることで、リラックスして安眠することが難しくなるのです。
この記事では、鼻づまりの一般的な原因を緩和し、よりよく眠れるようにするための、さまざまな家庭でできる対処法について説明します。
*記載されているヒントは医学的なアドバイスではありません。
鼻づまりの原因として考えられること
アレルギー物質
鼻づまりの原因として最も一般的なのは、アレルギー(アレルギー性鼻炎)であり、ほこり、花粉、動物のふけなどが代表的なものです。
ずっとアレルギーと付き合っている人もいれば、大人になってからアレルギーが出始める人もいます。
アレルギーの兆候は、目のかゆみや涙を伴う鼻詰まりです。場合によっては、粘液が薄くなったとき-鼻水が出ることがあります。
寝室を定期的に掃除することで、アレルギーの発作の頻度を軽減することができます。徹底したお掃除で、寝る前にアレルギーの引き金となるダニを除去することができます。
同様に、ペットがいる場合は、特に毛が抜けているときは、ベッドの上で寝かせない方がいいかもしれません。
空気清浄機を設置することで、起床時や就寝時に吸い込んだアレルゲンの粒子を除去することができます。
医者にかかると、鼻腔スプレーや抗ヒスタミン剤などの治療補助薬を処方してくれ、アレルギー症状を緩和させることできます。
空気の汚れ
前述したように、ホコリはアレルギーの引き金となり、鼻水が出ることもあります。しかし、ホコリ以外にも、部屋の中の湿度も関係してきます。
空気が乾燥していたり、空気中の水分量が少ないと、鼻腔が乾燥します。このような場合、体が必要以上に粘液を出そうとするため、鼻が詰まるのです。
加湿器を使って寝室の湿度を上げると、鼻腔が潤って健康的な状態になります。
また、寝る前に鼻うがいで鼻水を流すという方法も人気があります。鼻うがいは、滅菌された塩水を鼻腔に流し込むものです。
鼻うがいが不快な場合は、生理食塩水スプレーで鼻の通りを良くする方法もあります。
鼻腔洗浄では、アレルゲンや空気中のゴミを除去するだけでなく、乾燥に対処するために水分を与えることもできます。
感染症も鼻詰まりの原因になります。
インフルエンザにかかると、身体は病原体を閉じ込めるために粘液の分泌を全体的に増やして対応します。
鼻づまりが続いて日常生活に支障をきたし、睡眠が妨げられるような場合は、医療機関を受診するのが一番です。
鼻詰まりを放置すると、副鼻腔炎になる可能性もあり、さらに状況を悪化させることになります。同様に、横向きで寝ていると、粘液が気道に流れ込み、喉の痛み、副鼻腔炎、その他の呼吸器感染症につながる可能性があります。
鼻が詰まっていてもよく眠るためのコツ
寝るときは頭を高くする
自然な寝姿勢になると、頭や鼻に多くの血液が流れ込み、その部分に血液が溜まります。横になって寝るのを避けることで、鼻腔内の粘液の蓄積を少なくすることができます。
頭の下に枕を数個置くと、重力に任せて眠ることができるので、鼻づまりを簡単に解消できます。
熱いシャワーを浴びる
単純に聞こえるかもしれませんが、熱いシャワーを浴びると鼻詰まりが解消されます。シャワーの温度が高ければ、お湯の蒸気で鼻腔内の乾燥した粘液を緩めることができます。
熱いシャワーを浴びることは、蒸気を吸って鼻づまりを解消する従来の方法と同様の効果があり、鼻づまりによる副鼻腔の痛みも緩和することができるのです。
鼻腔拡張テープを試してみる
鼻腔拡張テープは、いびきの問題に対処するために非常に人気のある市販の商品ですが、鼻づまりを改善するためにも使用することができます。
鼻にテープをつけると、鼻の穴が引っ張られ、鼻づまりがあっても呼吸が楽になります。
夕食に辛いものを食べる
辛いものを食べたことがある人は、食べているうちに鼻水が少し垂れてきた経験があるのではないでしょうか。
唐辛子に含まれるカプサイシンは、粘液を薄くする作用があり、粘液の分泌を増やすことができます。辛くて涙が出るかもしれませんが、辛いものは鼻づまりを一時的に和らげてくれます。その後、水をたっぷり飲むこともお忘れなく!
エッセンシャルオイルを使う
エッセンシャルオイルの中には、鼻づまりを緩和する作用があるものが知られており、ディフューザーなどで自然取り込むことができます。
ティーツリーオイルには、抗炎症作用と抗菌作用の治療効果があることが分かっています。
ペパーミントなどのオイルは、鼻づまりを緩和し、メントールの香りが呼吸を楽にし、睡眠時にリラックスさせることもできます。
エッセンシャルオイルの使い方はディフューズだけではありません。枕カバーに数滴垂らせば、眠るときに香りを楽しむこともできます。
低アレルギー性寝具の使用
寝る前に鼻が詰まらないように工夫するのはもちろんですが、意外と見落としがちなのが寝具の素材です。
エコサ・マットレスのようなマイクロフィラメントを使ったマットレスを使うと、鼻づまりの原因となる細菌やダニから寝床を守ることができます。
竹繊維を使ったシーツは、寝室にもぴったりです。天然の抗菌作用があるだけでなく、低アレルギー性でもあります。